またまた忙しくしておりました。
水曜日から、突然テヘランでは渋滞がなくなりました。市内数カ所は、ある理由で大渋滞なのですが、それ以外はスイスイです。
水曜日の午前中は英語のレッスンで先生宅へ行くのですが、その日、朝から忙しくて20~15分前に出ないといけないところ、気づくと8分前。ありゃ、こりゃちょっと遅れちゃうな、と思ったわけです。
とりあえず車に乗り込み、アリーさんに送ってもらうと、あり?もう着いたの??
いつもがちがちに混む交差点もスムースに通り抜けることが出来ます。今日、金曜日?(←金曜日は休日なので車が少ないのです)。
実は、この日からガソリンの配給制がスタート。先週だかのブログのエントリにもアップした、あれです。いろいろ紆余曲折ありましたが、一般車両は月100リットル、政府の車は600リットル、タクシーは800リットルで導入されたそう。
これがまた、イランらしい導入の仕方で。
英語の先生の家に行くと、1対1のプライベートレッスンなのですが、ずっとこの話をしていました。
先生の話だと、前日の8時のニュースで、「導入するからよろしくね」と流れたそうで。えぇっ!!さすがイラン。前広という言葉はありません。
慌てて外に出ると、既にガソリンスタンドに向かう車で大渋滞。一度車を出したが最後、進むもムリ、戻るもムリというとんでもない事態が出来したそうです。
なんだ、月100リットルなら、最近の車は燃費がいいし、なんとかなるんじゃない?というのは日本で日本車に乗ってる人だけが言えること。この国の車は、ガソリンダダ漏れなんじゃない?っていうくらいの燃費の悪さで、一日車に乗る人なら100リットルなんて1~2日でなくなってしまいます。アリーさんの話だと、「1リットルで3キロ走ればいい方だ」ですって。
元々車社会の上にガソリンスタンドが非常に少ないテヘランです。
配給制はICチップが埋め込まれたカードを使うらしいのですが、まだ市内数カ所はカードがなくても買えるらしく、そこには信じられないほどの大行列。ガソリン入れるだけで冗談抜きで半日かかります。
これに黙って耐えるようなイラン人ではありません。
心配していたとおり、そのニュースの後ガソリンスタンドが二つ放火され、少なくとも3人死亡。
昨日は、市内東部にあるシャフルバンド(このチェーンの違う店にはよく行くのです)という政府系のスーパーが略奪の上、放火。
全てのGSには警察車両が常駐しているそうです。
ただでさえインフレがひどいのに、このせいでまた急激に物価が上がることは明らかです。
アジャンス(テレフォンタクシー)は既に30%の値上げをしたとか。
う~ん、困った。
町中が駐車場です。渋滞がないのはうれしいんだけどね。
でも、これで少しでも空気がきれいになるならいいのですが。←もちろん、環境のために割当制を導入したわけではありませんが。